令和 3年 9月 定例会
議事日程
令和3年9月17日(金曜日)午前10時開議
第1 令和3年第138号議案 名古屋市個人情報保護条例の一部改正について
第2 同 第139号議案 令和3年度名古屋市一般会計補正予算(第7号)
第3 同 第140号議案 市道路線の認定及び廃止について
第4 同 第141号議案 市長の給料の特例に関する条例の制定について
---------------------------
出席議員
鈴木和夫君 服部しんのすけ君
浅野 有君 北野よしはる君
斉藤たかお君 西川ひさし君
成田たかゆき君 おくむら文悟君
久田邦博君 久野美穂君
塚本つよし君 うえぞの晋介君
沢田ひとみ君 河本ゆうこ君
中川あつし君 前田えみ子君
さかい大輔君 吉岡正修君
田辺雄一君 さいとう愛子君
さはしあこ君 手塚将之君
吉田 茂君 浅井正仁君
小出昭司君 赤松てつじ君
橋本ひろき君 服部将也君
中里高之君 丹羽ひろし君
ふじた和秀君 藤沢ただまさ君
中川貴元君 中田ちづこ君
岡本善博君 伊神邦彦君
渡辺義郎君 森 ともお君
斎藤まこと君 山田昌弘君
岡本やすひろ君 加藤一登君
うかい春美君 田中里佳君
余語さやか君 大村光子君
鈴木孝之君 浅井康正君
鹿島としあき君 金庭宜雄君
長谷川由美子君 小林祥子君
木下 優君 三輪芳裕君
岡田ゆき子君 田口一登君
増田成美君 豊田 薫君
田山宏之君 岩本たかひろ君
近藤和博君 江上博之君
佐藤ゆうこ君 松井よしのり君
さわだ晃一君 日比美咲君
小川としゆき君 中村 満君
---------------------------
出席説明員
市長 河村たかし君 副市長 中田英雄君
副市長 杉野みどり君 副市長 廣澤一郎君
市長室長 杉浦弘昌君 総務局長 難波伸治君
財政局長 鈴木峰生君 スポーツ市民局長 寺澤雅代君
観光文化交流局長 松雄俊憲君 環境局長 勝間 実君
健康福祉局長 山田俊彦君 子ども青少年局長 土本仁美君
市長室次長 小島康裕君 総務局総務課長 舘 雄聡君
財政局総務課長 後藤仁美君 スポーツ市民局総務課長 橋本真司君
観光文化交流局総務課長 大島吉清君 環境局総務課長 小木原吏香君
健康福祉局総務課長 浅井令史君 子ども青少年局総務課長 田中裕三君
---------------------------
教育長 鈴木誠二君 教育委員会事務局総務部総務課長
木村広聖君
---------------------------
人事委員会委員長 西部啓一君 人事委員会事務局次長 横山茂紀君
---------------------------
令和3年9月17日 午前10時1分開議
○議長(服部将也君) これより本日の会議を開きます。
○議長(服部将也君) それでは、説明員の入替えをお願いします。
次に、浅井正仁君にお許しいたします。
〔浅井正仁君登壇〕
◆(浅井正仁君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、順次質問をさせていただきます。
まず、障害者自立支援施設の整備についてであります。
名古屋市が中川区に持つ土地に、社会福祉法人が障害者自立支援施設の開設をされました。今から3年前、障害者差別解消法の附帯決議に基づき、住民説明会が開催され、アルコール健康障害者20名、知的・身体障害者25名、合計45名を定員とするとの書面説明がされております。しかし、開設直前になって、アルコール健康障害者を14名増やした34名に、知的・身体障害者を14名減らした11名にすると住民に対しての説明がありました。
名古屋市の住民説明会ではアルコール健康障害者の方の事例が紹介され、地域からは、アルコール健康障害者の入所に不安と反対の声も上がりましたが、定員20名という名古屋市の説明を信じて開設に協力いたしました。そのため、このような一方的な定員変更は地域住民として納得できないことから、名古屋市に説明を求めたところ、定員は想定だから法的に問題はないとの回答でした。
これがそのときの住民に配られた資料であります。ここには20名--20名、市長、20名ね。ここには想定という文字は一言もない。イメージという言葉もない。案という言葉もない。これは一体何なんだろうか。私がお聞きしたら、書面では想定という言葉はないが、言葉で想定と述べたと言っています。しかし、議事録を読まさせていただくと、全ての20名のところには想定という言葉は入っていないところもある。これは何なんだろうか。一体どうしてこんなことが起きてしまうのか。これは、地元住民の人にはあまりにも理不尽ですよ。市長さん、思いませんか。
そこで、アルコール健康障害者の定員を14名--20名から34名に増やし、知的・身体障害者の定員を14名も減らすことが、本当にこれ、市長、想定の範囲なんでしょうか。そして、市、法人、地域の三者が締結するはずの協定書もいまだに締結されず、開設を強行するのが、市長、本当に正しいやり方なんでしょうか。ぜひ地域住民の声を真摯に聞いて、民意を尊重した問題の解決を--もう市長しか、これ、解決できないんですよ。ですから、市長のお考えをお聞かせください。地域住民は、名古屋市を、そして市長を信じて施設の建設に賛成しました。そんな地域住民を裏切るようなことはしていただきたくない。誠意を持って解決していただくようお願い申し上げたいと思います。これは市長に答弁を求めます。
◎市長(河村たかし君) 障害者自立支援施設の整備についてということで、こちら、正確を期す必要がありますので、文章に従ってお願いしたいと思います。
アルコール健康障害者20名については、定員ではなく、あくまで利用想定数として説明させていただいたが、アルコール健康障害者の定員であるかのような誤解を与えてしまったことは大変申し訳なく、地域住民の方におわびを申し上げます。
7月には、丁寧な説明を行うように担当局に指示をしたところでございます。定員に空きがあれば、原則、利用希望をお断りすることはできず、アルコール健康障害者の利用人数を20名に制限することは難しいと認識しております。地域住民の方々と施設運営に関する三者協定書を早く締結できるよう努めてまいりたい。
この施設が、地域住民の方に安心していただき、また、応援していただけるような施設になるためにも、法人の施設運営について、市としてもしっかり指導してまいるとともに、啓発活動の推進に努めてまいりたいと。
以上でございます。
◆(浅井正仁君) それぞれ御答弁をいただきました。
まず、障害者施設のほうから。
市長、ちょっと市長らしからぬ答弁だったと思います。名古屋市を、そして市長を信じて施設の建設に賛成した。法律の前に、まずはやっぱり市長、信頼関係じゃないんでしょうか。市長に幾ら理解してくれと言われても、ここはなかなか理解できませんよ、富永の自治会の人たちは。だって、20名と言ったんだから、あなたたちが。
今日の答弁を聞いて本当にがっかりだったんだけど、昔、1期目のときに、市長に、電信柱にポスターを貼ったおばちゃんが警察に逮捕されたという質問をしたと思う。あのときの優しい市長さんじゃないんですよ、今は。あのとき、何て言ったか、市長、覚えていますか。そのときの局長はばっさりと、できませんと答えた。だけど、市長に振ったら、市長は、いや、電柱も喜びますわ、一回考えますわと言ってくれましたよ。今回は考える余地もないのか、市長。これ、おかしいですよ。ねえ、市長、これ、おかしい。
市長、もう一回だけ聞きますので、市長、もう一回考えるつもりもないのか、教えてください。
◎市長(河村たかし君) 丁寧に話し合うことはとことんやっていきたいと思います。
◆(浅井正仁君) 今、市長が丁寧に話し合うと言われたもんで、この後、面談してもらおうと思っています。丁寧に説明と言うなら、市長、これ、富永の自治会も悪くない、それから施設も悪くない、悪いのはそっちなんですよ。だから、そちらが考えてくれないと。三者協定も結ばれない、これ、異常事態ですよ。その中で運営していく施設もかわいそうですよ。
市長、面談まで時間があります。しっかりと皆さんに心ある、誠意ある、そして、三者協定が結べるような答えを富永の自治会に報告していただけるようにお願いしておきます。
○議長(服部将也君) 以上で、質疑並びに質問を終了いたします。
各案は、いずれも慎重審査のため所管の常任委員会に付議いたします。
以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。
本日は、これをもって散会いたします。
午後2時48分散会
市会議員 加籐一登
市会議員 三輪芳裕
市会副議長 中村 満
市会議長 服部将也